第30回日本嚥下障害臨床研究会

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ご挨拶

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第31回日本嚥下障害臨床研究会
会長ご挨拶

会長ご挨拶

第31回
日本嚥下障害臨床研究会

大会長 金沢英哲
 (浜松市リハビリテーション病院 えんげと声のセンター)

第31回大会は,2019年7月6日(土)~7日(日)に静岡県浜松市で開催いたします.浜松開催は3回目となります.大会長としての運営は自身初めての経験でして,昨今の相当充実した大会運営をみていますと不安が大きいところが本音ですが,頼りになるチームに幾度も助けていただきながら楽しくその日を待って準備しているところです.会場のアクトシティ浜松中ホールはパイプオルガンとシャンデリアを備えた荘厳かつ優雅な会場です.JR浜松駅に隣接しておりアクセスも良いですが、宿泊予約はお早めの確保をお勧めいたします.
 企画にあたり,『いつも声高のひとだけ発言するのではない雰囲気にしてほしい』『初心者として学びたい参加者が,マニアックすぎる質疑展開にドン引きしない工夫をして欲しい』と,いつも声高なとても熱い諸先輩方からそんな温かいご助言を承っておりました.そこで『摂食嚥下障害に対するアプローチとして,再び横一線を切ってみんながイチから学べること』はなにか,をまず考えていました.前々回の松江大会にて私が座長を務めた演題に,人生の最終段階への関わりを経時的に実践し考察されたご発表がありました.実はこれが臨床倫理に深く根ざしたテーマであり,その症例への展開力・適時性・プロセスいずれも卓越していてほんとうに素晴らしいものでした.ご発表後の質疑を壇上から拝見していて『あ,これは日常臨床で皆が向き合っていて,もっと向き合いかたを高めるべき内容だ』と直感いたしました.これらを踏まえて今回2つの企画を考えました.
①『初心者向けミニレクチャー』の開催
 例年は土曜日午後~日曜日昼迄でしたが,今回は会期を早めて土曜日午前から『初心者向けミニレクチャー』を開催いたします.これでマニアックな演題に臆せず噛み付いていけるようになるはず!?
②『摂食嚥下障害にまつわる臨床倫理』をテーマに特別講演を賜り,要望演題を募集
 臨床における倫理的ジレンマ(どちらかが必ずしも正解ではない問題:代替栄養の選択,人生の最終段階における経口摂取,死んでも良いから口から食べたい,本人の意向不明のまま家族の代行判断,偏った見做し末期的対応,誤嚥防止手術適応など)は身近に多く潜んでいるものですが,忙しい臨床の中では気づかれにくく,流されがちです.この機会にぜひ,“ふと立ち止まって”倫理的思考の実際とそのスキルを高めてみましょう.
まず稲葉一人先生(中京大学法科大学院教授)に特別講演を賜ります.稲葉先生は裁判官,弁護士活動を経て,長年医療現場で臨床倫理の第一人者として,厚労省班務,日本倫理学会等関連学会理事など多数要職に就かれています.その後の要望演題(臨床倫理的ジレンマに関するもの,モヤモヤしている案件大歓迎!)には,稲葉先生からも示唆や所感をいただき,深い気づきと学びを共有いたしましょう.
 日曜日は,引き続き本研究会らしい研究発表を存分にご披露いただき,深い討議に時間が許す限り明け暮れましょう.
◎浜松名物:鰻・鼈・堂満蟹・鯏(浜名湖),馬鈴薯(三方原),蜜柑・牛(三ケ日),餃子(市内)
 もしご存じない味覚があれば,味覚とその歴史を探訪してみてはいかがでしょう?